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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

ライブレコーディング

ライブレコーディング機材

明日からライブレコーディングです。その機材を整えていますが、今回はMADIシステムと共に、Danteも同時にバックアップとして走らせる予定です。MADIやDanteを走らせるとはいっても、ミキサー卓から音源をもらってくるということではなく、あくまで楽音そのままを収録したい身としては、スプリッターを介して全てのトラックをレコーディング用のマイクプリアンプで集音し、そこからダイレクトにAD変換させてMADIでDAWまで各トラックを弾いてくるという手法を用います。

最近のAD/DAコンバーターは、DDコンバートの機能も非常に充実しており、特にお気に入りなのがFerrofish A32Dateです。最近はこれなしでは考えられないくらいに充実したDDコンバートを可能にしており、明日の場合ですとMADIをメインとしたチェインをFerrofishを中心として組んで、そのFerrofishがDanteのコンバートも可能にしているため、DanteサイドにもMADIから送られてきた音源を同時に送ることで、2台のPCにて同時レコーディングが可能になります。更にはADATの変換も持ち合わせているので、これを使えばうちのスタジオで所有しているREM RayDatでの収録も可能となります。ADATの場合は32chを超えてのレコーディングは出来ない状況ですから、チャンネル幅としては広くはありませんが、それでも中型のレコーディングでは十分に使うことができるレベルです。

以前は中継車を用いてのレコーディングが主だった時代もありますが、今やライブレコーディングと同時に配信なども複数台のPCとコンバーターを用いれば意図も簡単にチェインが組めてしまう時代になりました。

記事を書いているうちに、明日が更に楽しみになりました。

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