コラム『欧米で行なわれるピアノ選定から考える』を書いてみました。 何を持っていして、ここまで音や価値観が異なるのか?ピアノに限らず、音楽に纏わるものほぼ全ての価値観が異なっている状況の中、今回はピアノを選定する折の状況を切り口として考えてみました。 ピアノに纏わる人々のレベル、そしてその文化の深さと哲学の深度の違いを顕著に感じる瞬間から、音へのアクセス方法がどう異なっているが故の現状なのかを考慮しました。中々変えがたい部分であり、『こう物事を考えれば欧米式』になるという定義も難しい中での理論なので、自分のできることとしては、考えのベクトルそのものを見直さないと、今後大きく良い方向へ日本の音は変化しないだろうという定義を示してみました。 スタジオワーク以上に、ピアノという存在は非常にアコースティック感溢れるもの故、構築型のスタジオワークに比べると、かなりピアノ自体の能力に依存するところがあります。しかし、本来のスタインウェイグランドピアノの音色が出ているのか?本国と何がここまで違うのかなど、ピアノを選定する(欧米社会にとって自分がクライアント)立場で物事を見てみました。何時もは、欧米が僕のクライアントなので、立場が異なれば見えるものも違うのかもしれないと思い、書いてみた次第です。
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