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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

Sennheiser MKH8020 を投入

Sennheiser MKH8020


Sennheiser MKH8020を投入しました。スモールダイアフラムのマイクというのは多数出ていますが、今まで経験したどのマイクよりもリアルに録れる印象です。同じグループ会社のNeumann KM183, 184というマイクは所有歴がありましたが、どうにも我々の求めるハイレゾであったり、リアルという世界観とは遠い価値観にあると思え、その後DPAになり、更にはSchoeps 64になり・・・と経緯を経て、やっと理想の音を探し当てられたという印象です。

このマイクの噂というのは、NHK出身の下山さんから

『ベルリン・フィルのDSD配信は聴いた?あれはワンポイントで、ゼンハイザーのMKHだよ』

という話は予てより聞いていたので、非常に興味深く動向を見ていました。確かにベルリン・フィルの配信音源は非常に素晴らしく、昨今ジャンルを問わず流行と言える”リアル”に重点を置かれ録り音が作られる印象を受けました。そして大型のプロジェクトを受注した折に、クライアントからの要求とMKHがマッチしたと判断して導入と相成りました。

実際の使用感としては、正にホールの3点釣りに似合う音色を放ち、ハイレゾ対応ということ以上にやはり伝統あるクラシック音楽を育んだ最大の国がプロデュースしたマイクの音色というものを感じます。クラシック以外にも、ジャズのホーンやストリングス系の音にも似合うでしょうし、ドラムのオーバーヘッドにも面白いと思います。

世界の音楽市場の動向としては、”リアル”というものを強烈に表面化させている印象を受けています。特に2015年以降のサウンドは更にその傾向を強め、極限まで如何にリアルを求めるのか?というところに、一つの価値観を見出しているように思えます。そうした時に、Sennheiser のMKHは一つのベストソリューションではないかと思えます。

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