本日ご紹介するのは、IGS Au0dioのRed Stripeです。自分の知る限り、真空管のマイクプリアンプがAPI500シリーズの規格に適応している機材は、このRed Stripeのみのはずです。内部電圧を極限まで高め、いつもIGSをご紹介する折に使用してしまう単語、「濃厚なテイスト感」溢れるサウンドを演出してくれます。Neumann U87aiとPeluso P87に使用することが多いですが、双方ともに暖かく濃密なサウンドに仕上がりますが、Peluso87の方が現代的なサウンドにはマッチしている雰囲気です。特にピアノのミドルマイクに使用することが多いのですが、Omniでホールの響きとピアノのサウンドを濃く録ろうとするときには、最適なソリューションの1つであると思います。ただ真空管なので、1台1台のGain性能に結構なばらつきがあり、最初はステレオマイクの性質を疑ったのですが、結局このマイクプリアンプに左右されていることが分かり、微調整を繰り返しています。 使用する電源量はかなりのもので、APIのシャーシでは動かなくなることも経験しています。この電源周りに関しては、各メーカーかなり気を使っているようで、それぞれ特性もあるようですが、使ったことがある範囲では、やはりIGSのシャーシが安定している印象があります。
top of page
検索
bottom of page
Comments