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執筆者の写真Furuya Hirotoshi

Bettermaker とのエンドーサー契約

ミキシングコンプレッサー

今回で7社目のエンドース契約となった、ポーランドのBettermakerです。CEOのMarekとは、そもそも日本の代理店として契約するという話になっていたのですが、自分の活動をFacebook上で見てもらっているうちに、結局エンドースという形で契約することとなりました。右側のUSBケーブルと接続されている機材がBettermakerのリリースするコンプレッサーで、なんとハードギアをDAW上でプラグイン操作できるという優れものです。勿論全て信号の通るサーキットはハードギアであり、シュミレーションされたデジタル信号で処理は行いませんから、音の熱量はそのままに質感を変化させられます。あくまでデジタルは、ハードの設定を行うための立ち位置で、オートメーションを用いてのサウンドメイキングも可能です。この辺りの先進性を行く考え方をするところは圧巻であり、音も正に見た目のままHi-Fiで、elysiaともまた違う非常に透明感のあるサウンドです。これもある意味elysiaと被る考え方の部分もあるのですが、意外とパンチーで迫力あるサウンドを作るところもありますし、バスコンプレッサーとして使用することも出来ます。 更に、API500シリーズに準拠した機材のみではなく、元々はラック版が得意なメーカーでして、232PというマスタリングEQや、世界を席巻したリミッターをリリースもしています。EQの方は所有していないのですが、リミッターはその考え方の斬新さが郡を抜いていると感じ、恐らくリリースから最初のロットでスタジオに導入したと思います。そして、恋い焦がれたBettermakerから、約1年ほどの付き合いの中から今回エンドーサーという立場を与えてもらえました。 もっともっと日本で知って貰いたい機材は山ほどありますし、機材の性能というよりは、その機材が持ち合わせる”思想”、”哲学”の方を深く知ってほしいと感じています。それは、日本と欧米で音に大きな隔たりが出来ている昨今、そのとてつもなく引き離されている根幹にあるものは、音に対しての感受性であり、音に対するアクセスの方法を変えない限り、どんなに機材を知り、それなりに追求しようとも全体像を見渡せる広い視野は手に入らないと感じています。 この辺りの考え方、そして視野というものを共有化、啓蒙していくのがエンドサーとしての立場になると思うので、今後の活動の中で紹介していければと思っています。

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